晴天に恵まれパワフルな節分となりました。
先日、里親さんのお話を聞く機会がありました。
とても参考になりましたので、言葉足らずになりますがご了承下さい。
乳児院・養護施設に入所しているお子さんの70%以上は虐待・育児放棄という
統計が出ています。
その施設からご縁があると、児童相談所を通じてお子さんの里親になります。
施設で育つお子さんは、家庭を知らない子がほとんどです。いわゆる両親との
愛着が育っていないのです。(愛着障害と呼ばれます)
母と子がつながり合い・心を通わせ・愛着をつくるために・・里親さんは何をするでしょうか?
①食べること・・・食べたいものを食べたいだけ出し惜しみせずたっぷり与える。
お母さんが作ったご飯を食べずに、いちごが食べたいと言ったら許容し、お皿いっぱいの
いちごを用意し提供する・・・満たされれば無茶食いはしなくなりますし、お腹を
壊すこともないそうです。
②赤ちゃん返り・・・見えるところに哺乳瓶とおむつを意図的に置きます。子どもがそれを見つけ
哺乳瓶を使いたい・おむつをはめたいと言ったら、その通りにしてあげます。
気持ちが満たされれば、手放す時がきます。
③試し行動・・・お母さんが嫌がることを察知し、お母さんを試すように行動する。
これは、6ヶ月間、里親さんは危険な事以外、耐えなくてはならないそうです。
そうして初めて愛着が育ちます。
要求に対して聞き入れ応えます。クセになるから・わがままになるからは心配無用です。
お母さんとの関係ができれば試し行動も収まります。
但し、お子さんによっては期間が違い長引くこともあります。
上記は里子さんと里親さんの関係づくりですが、実子との関係でも参考になる話だと
思いました。
子どもとの関係づくりにおいて、食べたいものを食べさせる・欲しいものを与える・やりたいことを
やらせてあげる。・・・これらのことが効果的な時があるようです。